アロマオイルと希釈について
アロマオイルを使っていくときに
『必ずアロマオイルは希釈して使ってください』
と書かれてありますが、なぜアロマオイルを希釈しなければいけないのでしょうか?
初めてアロマテラピーに挑戦しようとする方には、ちょっと不思議に思う部分ではないでしょうか。
今回は、アロマオイルの希釈に関してのあれこれをお話ししていきたいと思います。
アロマオイルを『希釈する』ことの意味と効果について
「アロマオイルを希釈して使用しましょう」
とかならずアロマテラピーをする際に言われていますが、なぜアロマオイルは「希釈」しなくてはいけないのでしょうか?
そもそも希釈には、「希釈する=濃度を薄める」という意味があります。
あのアロマ精油が入っている小瓶には天然の成分がギュッと濃縮されて入っています。
ですから、かなり濃度があり、刺激が強くなってしまいます。
ですので、アロマオイルを使う時は、何かでかならず希釈(うすめる)必要が出てくるのです。
希釈するために使う材料の事を『基材』と呼びますが、この基材によく使われるものが主に植物油となってきます。
植物油といっても、食事を作る時に使うサラダオイルとは違います。
植物油は『ベースオイル』とか『キャリアオイル』と呼ばれます。
キャリアオイルは、主にホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどアロマショップなどで売られているものを使ってください。
それぞれの基材によってアロマオイルを希釈することで、基材に含まれている成分とアロマオイルの成分をうまく調和し肌への浸透率を上げ、また肌への刺激も少なくなって、とても安全に使いやすくなるという効果があります。
なので、アロマ精油は必ず希釈して使ってください。
アロマオイルの用途別希釈方法、濃度と注意点
アロマオイルを希釈するにも実は用途によって希釈率というものがあります。
ですので、そちらを参考にしてアロマオイルを希釈することをおすすめします。
アロマテラピーのガイドラインというものがあるのですが、そちらを参考にすると以下のように書かれています。
【マッサージオイルや日常的に】
2%の希釈率(5mlのキャリアオイルに2滴の精油)
【初めての方、妊婦、お子様へ】
1%の希釈率(5mlのキャリアオイルに1滴の精油)
【顔や赤ちゃんへの使用】
0.5%の希釈率(10mlのキャリアオイルに1滴の精油)
★顔や赤ちゃんへの使用は0.5%以下の使用でも十分ですので、20mlのキャリアオイルに1滴でもよい。
【急性的な症状へ使用】
25%の希釈率(5mlのキャリアオイルに25滴の精油)
【骨や筋肉へ使用】
3-10%の希釈率(5mlのキャリアオイルに3-10滴の精油)
ガイドラインには、このような希釈率で書かれていますので、安全にアロマ精油を安全に使っていくためにも使用量は守るようにして下さい。
注意点としては、アロマ精油を使用する人が、どのような目的で、どのような精油を、どのような状態で使うのか、をしっかり把握することです。
使用法を守って安全にアロマテラピーを楽しんでください。