アロマオイルの酸化について
アロマオイルは時間がたつとどうしても劣化してしまいます。
そして、アロマオイルも、他の油などと同じように酸化してしまいます。
では、酸化してしまったアロマオイルを使うと、どのような問題点があるのでしょうか?
また、酸化してしまったアロマオイルの見分け方など、どうしたらよいのでしょうか?
今回は、アロマオイルと酸化について、お話ししていきたいと思います。
酸化したアロマオイルの問題点や見分け方について
では、酸化したアロマオイルの見分け方や、その問題点について見て行きましょう。
まず、アロマオイルにもきちんと「使用期限」というものがあることを知っておいてください。
当然、この使用期限が過ぎてしまったものは酸化してしまっているものが多いです。
酸化してしまったアロマオイルを体に使用してしまうと、悪影響が出てしまうといわれています。
アロマオイルは有機化合物です。
酸化したアロマオイルは、別の成分へと変化し、劣化してしまいます。
このようなアロマオイルを体へ使用すると肌荒れを起こしてしまったりアレルギー反応の原因になってしまったりします。
特に、柑橘系のアロマオイルは酸化しやすいといわれていますので要注意です。
柑橘系のアロマオイルはリモネンという成分が含まれていますが、このリモネンが酸化すると、DNAにダメージを与えてしまうヒドロペロキシドという成分が生成されてしまいます。
そのような成分が生成されたアロマオイルを使ってしまうという事は、普通に考えただけでも体に悪影響が出るという事がわかりますよね。
では酸化してしまったアロマオイルをどのように見分けたらよいのでしょうか。
酸化してしまったアロマオイルの香りは、かぐわしいものではなく、明らかに香りの変化がかんじられます。
そして、そのアロマオイルを肌へ使った場合は、チクチクしたり、チリチリしたりと明らかに肌への刺激が高まります。
もし、自分の五感を通して異常が感じられたものは酸化してしまっているアロマオイルといえるでしょう。
また、使用期限を過ぎているものに関しては特に要注意です。
そして、高温多湿な場所で保管されていたアロマオイルも酸化しやすいのでこれも要注意なアロマオイルとなってきます。
一般的なアロマオイルの使用期限が1年と言われていますし、柑橘系のオイルは特に酸化が早いので半年以内には使いきりましょう。
アロマオイルが酸化した場合の対処法は?
アロマオイルが酸化してしまった場合は、やはりアロマオイルの成分が変わってしまっているので、体への影響はよくありません。
ですから、アロマオイルが酸化してしまった時の対処法としては、もったいないですが、やはり、「捨ててしまうこと」となってきます。
アロマオイルの捨て方には、少し注意が必要です。
アロマオイルは発火性があるので、食用油同様に牛乳パックの中に新聞紙をいれ、そこにアロマオイルを含ませてお水を少し入れて、ガムテープなどで牛乳パックのふたを閉めて破棄しましょう。
アロマオイルは油なので、水道に流して破棄することはよくありません。
なので、先ほどご紹介した方法で破棄する様にしてみて下さいね。